しかし、日本株と違って なにかと手間がかかりそうなイメージもあります。
そもそもどこで売っているのか、日本円で買えるのか、手数料が高そうというイメージがあり、米国株を避けている人もいるのではないでしょうか。
今では多くのネット証券が米国株や中国株といった外国株を取り扱っています。意外と簡単な米国株の取引方法を学んで、新たな投資先として米国株投資を検討してみては如何でしょうか。
米国株の買い方を具体的に説明します。
上述したように米国株ではAmazonや、Google、Appleといった世界的大企業の株の買付ができます。
米国株では、銘柄コードの事をティッカーとよび、日本株の銘柄コードが数字であるのに対し、ティッカーはAMZNやGOOGLのようにアルファベットで表記されます。
こちらは日本株と異なる点の一つです。
ただし、米国株の検索ではティッカーや正式な英語表記を覚える必要はなく、ほとんどのネット証券の外国株スクリーナーなどではアマゾン、アップルなどカタカナで検索が可能です。
米国株の買付の場合、証券会社によって異なりますが、日本円もしくは米ドルのどちらでも買い付けが可能です。
米ドルでの買付の場合は、一度両替(為替取引)をする必要があります。
では、それぞれの場合を見ていきましょう。
米国株は、日本株と同じように日本円での口座資金で購入ができます。
円貨決済では、実際に自分が円からドルの両替を行う事なく米国株を買えるという仕組みで、取引しやすく、事前の為替取引を行う必要がないスピーディな決済手段です。
しかし、円貨決済の為替レートは各証券の定めた時間のレートで決定され、さらに為替手数料も割高で固定されていますので、注意が必要です。
一方、外貨決済で米国株取引を行うメリットとしては、自分の好きなタイミングのレート・手数料で為替取引ができ、米ドルを用意できるという点です。
購入銘柄の決定、資金の準備ができれば、国内株と同じように注文できます。
ただ、日本株と同じく 約定時に取引手数料が発生しますので、ご注意ください。
では、日本株との違いや、注意すべき点などを挙げていきます。
日本株は原則 単元株(100株単位)での取引となりますが、米国株では単元株制度はなく、1株から取引が可能となっています。
アップルやグーグルなど大企業の株も、もちろん1株から買うことができます。
日本株では、急速に株価が変動するのを防ぐ為に、1日の価格の変動幅を前日の終値を基準として制限する値幅制限があります。いわゆるストップ高・ストップ安といわれるものです。一方、米国株では値幅制限がありません。銘柄によっては、短期間で大幅に上がることもあれば、逆に急降下する可能性もあるのです。
基本的に米国株では年4回の配当を行う上に、配当利回りが高いことが人気の一つです。日本株では年2回と、米国株に比べると少ないのがわかるかと思います。
米国株の取引時間は現地時間8:00~20:00で、日本時間では21:00〜翌9:00となっています。つまり、日中忙しい方などにとっては、夜間にリアルタイムで取引できるというメリットもあります。
外国株の買い方や売り方で英語が必要となったりする場面もなく、円貨決済を行えば 円のままスムーズに取引が行えますし、日本株とほとんど同じ手順で米国株取引が可能です。