システム開発や、複雑なプロセスを開発していく際に、それらのフローを可視化しチームに共有したり、改善点を見つけたりするために「フローチャート」を作る場面が必ずあります。そのような時に、正確で見やすく、簡単につくることができるポイントをお伝えします。
そもそもフローチャートって何?
フローチャートは、複雑なプロセスやワークフローを視覚化し、計画を立てたり、記録したり、改善することを目的とした手法です。システムを構築していく中で、構造全体の欠陥がないかのチェックや、開発者ではないチームメンバーにもどのような構造を考えているのかということをわかりやすく伝える際に役立ちます。フローチャートは、基本となる表現のルールがあり、図形や記号を用いて書いていきます。表記方法の基準はありつつも、用途に合わせて、多様なフォーマットが存在します。
フローチャートは何で書くのが最適?
フローチャートは、エクセルやワードでも書くことができますが、複雑なプロセスになればなるほど、専用ツールで書くことがおすすめです。例えば、Miroのようなオンラインホワイトボードツールが提供する無料のフローチャートソフトを活用することで、複数のフローチャートの種類から適切なテンプレートを選択し、図形や記号も使いながら簡単に作成することができます。また、オンラインで作成することで、チーム間でのシェアもスムーズにでき、修正や更新もリアルタイムで反映されるため、常に最新の情報を全員が把握できるというメリットもあります。
なぜフローチャートは重要なの?
フローチャートは、プロセスを可視化してくれるため、関係者が共通認識を持ちやすく、かつどこでどのような課題が発生しているのか、という把握を行うスピードが早くなります。この基本が整っているかどうかにより、問題が発生した際の対応スピードも変わってきます。そのため、プログラマースキルとしても、システム開発や改良を行う場面で、より効率的でスムーズにプロジェクトを進めていくために重要な要素なのです。